HSPの会社勤め心得ー人間関係編ー

HSPの会社勤め 人間関係の心得をまとめてみた

HSPで会社勤めされている方はたくさんいらっしゃると思います。

私もHSPで会社勤めしているひとりです。

長く勤めてみてわかったのは

HSPは会社や団体などの組織が苦手であるということです。

可能であれば在宅でひとりで働きたいと思いながらもスキルがなく簡単ではありません。

そうはいっても生活するためには働かなくてはいけない。

そんな葛藤を抱えながらふと思うのがなぜHSPは組織がしんどいのか。

それはまず人間関係においてではないでしょうか。

非HSPであっても、もはや「あるある」の域である会社の人間関係の難しさがあります。

HSPは繊細で敏感であるので余計に重荷に感じてしまうのではないでしょうか。

今回は私の経験を元にHSPが組織で働く上での心得をまとめてみたいと思います。

第一回は人間関係についてです。

HSPの会社勤めの心得 人からの評価を気にしない練習をする

HSPの会社勤めにおいての人間関係は

通常の人間関係に加えて人事評価も絡んできてよりHSPを混乱させます。

人から良く見られたい。

例え自分の苦手な人であっても自分を良く見せないといけない。

職場の輪を乱さないように注意を払わないといけない。

元々私もそういった考えを持っていました。

しかしそうやって自分を偽ったところで結果はどうでしょうか。

心身共に疲れ果ててしまって最悪働けなくなったところで会社は何もしてくれません。

特にHSPは他人の顔色に敏感で嫌でも表情の変化に気づいてしまいます。

いちいち気にしていたら自分自身が持ちません。

HSPがこれからも会社勤めをする予定であるなら

人からの評価を気にしない練習をしていきましょう。

人からの評価を気にしないということは

他人や会社より自分を大切にするということです。

HSPが自分より他人や会社を大切にして良いことはほぼありません。

HSPが人の評価を気にしないようになればとても生きやすくなります。

しかし今までの思考の習慣からはすぐには抜け出せません。

だから少しずつ「練習」するのです。

HSPの会社勤めの心得 人からの評価を気にしないためのステップ

HSPの会社勤めにおいて人からの評価を気にしないことができればかなり楽になれます。

ただ人からの評価を気にしないといってもすぐには難しいと思います。

特にHSPの気質を持っていると自分を大切にした行動をしたあとに

相手はどう思っているのだろうと考える癖がついてしまっているからです。

しかし、少しずつ自分優先の行動を重ねていくと

思っていたより何の問題もないことがわかってきます。

HSPの会社勤めの心得 飲み会を断ってみる

HSPの会社勤めで悩ましいのが飲み会の誘いです。

飲み会が好きであれば何も問題はないのですが

もし会社の飲み会が苦手だけど無理に参加している場合は

一度断ってみることも必要です。

断ったところで何か大きく変わるかといったら実はそうでもありません。

もしかしたら来なかったことに職場の人間に何か言われるかもしれません。

でもそれだけです。

その代わりに苦手な飲み会に参加しなくても特に問題がないという

自分優先の行動をとっても良いという安心につながっていきます。

もしそれで仕事に支障が出るのであればそれは自分が悪いわけではなく会社がおかしいだけなのです。

そういった行動を積み重ねていくことで

自分を犠牲にしていたところから

少しずつ自分を大切にすることをクセにしていくのです。

HSPの会社勤めの心得 人の顔色に敏感になりすぎていないか

HSPの会社勤めで自身も経験があるのが

人の顔色を窺い過ぎて敏感になってしまっていることです。

自分は何もしていないのに相手の返事がそっけなく

自分が何かしてしまったのかと不安になることありませんか。

また自分に関係ないところで

会社の同僚がもめていたり、怒っていたりすると

自分には関係ないはずなのに気になって嫌な気分になってしまう。

どちらも人の顔色に敏感になりすぎて知らず知らずのうちに疲弊しているパターンです。

そんなときは今までのことを思い出してみましょう。

上司の顔色にびくびくしていたが

実際話してみると特に機嫌が悪いというわけではなかった。

揉めていた場面を見て嫌な気分になったのに

しばらくすると当人たちは何事もなかったように過ごしている。

結論から言うと人の顔色に反応していても自分自身が損するだけです。

当人たちは特に意味が無かったり、すぐに切り替えていることがほとんどです。

仮に本当に自分自身に対して何かあったとしても

会社にいる人とすべてとうまくやれることは不可能です。

HSPの気質を持っていると

人の顔色によって自身の気分が左右されますことも多いでしょう。

そんなときは人の顔色を気にしても自分自身には損しかないことを知っておくことです。

これは先ほどの会社や他人より自分を大事にすることにつながっていきます。

はじめは大変かもしれませんがクセづけることで

だんだん気にならなくなっていくでしょう。

HSPの会社働め向け小さなハックー人間関係編ー

HSPの会社勤めでの人間関係に向けた小さなハックは他にもあります。

他人や会社より自分を大事にすることを基本に取り入れてみましょう

・適度にひとりになる時間をつくる

HSPの会社勤めは他人からの刺激を受け取りやすいので

可能な範囲でひとりになれる時間をつくるのが良いです。

休憩時間はもちろんですが、業務的に可能であれば

作業の合間にひとり時間を少しでもとってリフレッシュします。

ストレスが溜まりやすいので深呼吸をするだけでも心身が楽になります。

・心がもやもやしたら早めに紙に書きだす

HSPの会社勤めでは人間関係のことでもやもやすると

その考えが頭をぐるぐる回って家に帰ってもずっとそのことを考え続けてしまいます。

打ち明けられる人がいれば話すこともよいですが

そんな相手がいなかったり、自分から話すのが苦手な人は

紙に書きだしてびりびりに破るのが良いです。

古典的な感じがしますがこれが効果てきめんです。

HSPはストレスを感じやすく溜まりやすいです。

悪い考えがループすることに早めに気づいて、紙に書き出してスッキリしましょう。

・休日や仕事終わりにできる好きなこと・夢中になれることを見つける

先ほどと重なりますが

仕事中ならまだしも仕事以外の時間でも

心のもやもやを抱えたままではそれだけでも消耗してしまいます。

せめて仕事以外の時間は好きなこと・夢中になれることをして

仕事から気をそらせるようにしましょう。

特に趣味がないと言う方は

好きなDVDをみるとか好きな音楽をきくとか

落ち着いた雰囲気の喫茶店にいくとか何でも構いません。

少しでも仕事のことを考える時間を減らすことが大切です。

HSPの会社勤めの心得 どうしてもつらかったら

HSPの会社勤めの心得をまとめてみましたが、どうしてもつらいこともあると思います。

落ち込みや気分が乗らないことはHSPの会社勤めの上であることは仕方ないです。

ただ、「いつもの自分」と違う状態が2週間以上続く場合は注意が必要です。

身体症状などが出る場合は誰かに相談したり、心療内科を受診することをお勧めします。

休職という選択肢もあるということを心に留めておくだけで心が軽くなることがあります。

HSPの会社勤めがつらい場合に読んでいただきたい本があります。

井上智介さんの「この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ」という本です。

HSPの私もこの本に救われました。

「会社つらいなあ」と思いながら通勤している人から休職を考えている人まで

参考になる情報が掲載されています。

大切なのは会社より自分です。

ぜひ一度読んでみてくださいね。

まとめ

今回はHSPの会社働めの心得の第1回目、人間関係についてまとめてみました。

仕事中は少しずつ自分を大切にできる癖をつけていき

仕事以外はなるべく仕事から離れてみる。

今回まとめたことは当たり前のことかもしれません。

しかし今一度心得ておくことで

HSPのみなさんが会社で働くためのヒントになれば幸いです。

共通するのは自分を大切にし自分を守るということです。

思い当たる方は実践していきましょう。

HSPの会社勤め心得ー業務編ー

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