傷病手当金の実際の金額は?私が休職中にもらった傷病手当金の実際額を公開

傷病手当金の実際の金額はいくらなのでしょうか?

私はうつ病で会社を休職したのですが、傷病手当金というものをもらったおかげで貯金の切り崩しが少なく済み、とても助かっています。

傷病手当金は病気やケガで長期間働けなくなった場合に健康保険組合から支給されるお金のことです。

傷病手当金がもらえる期間は最長で1年半ですが、休職中にはありがたい収入です。

今回は私がもらった傷病手当金の実際額も後悔しながら、休職中にありがたい傷病手当金についてまとめていきたいと思います。

傷病手当金の実際の金額 (私の場合)

傷病手当金の実際の金額を早速お伝えしたいと思います。

私の場合は、一か月(31日分)あたり213,497円でした。

傷病手当金の実際の金額はおおよそですが、月収の3分の2になります。

月収というのは手取りではなく、税金や社会保険料などが引かれる前の額面といわれているものです。

私がうつで休職する前、会社で働いていたときの収入が、32~33万円(残業代により変化)でしたので、たしかに収入の3分の2くらいであることがわかります。

320,000×2/3=213.333……

傷病手当金の額はほぼ計算通りの金額になりますね。

ただし傷病手当金は日額計算になるので、2月(28〜29日)などの日数が少ない月は傷病手当金の額も少なくなります。

213,497(31日分)÷31=6887 (日額計算になるので私の場合は1日当たり6887円もらえるという計算です)

例 私が2月(28日間と仮定した場合)を丸々一か月休職した場合、6887×28=192,836円を受け取れることになります。

3日減っただけですが傷病手当金の金額は大きく減りますね。

傷病手当金を実際に受け取るときの注意点

傷病手当金を実際に受け取るときには注意点があります。

注意しないと傷病手当金をもらえなかったり、減額されることを覚えておきましょう。

まとめてみたので参考にしてください。

傷病手当金を実際に受け取るときの注意点① 傷病手当金は自動的に受け取れるものではない

傷病手当金は休職したら自動的にもらえるものではありません。

健康保険の傷病手当金支給申請書の提出が必要です。

傷病手当金支給申請書に被保険者(休職している自分自身のこと)欄に記入をします。

そして通院している病院の医師に記入してもらう欄があります。

診療のときに医師に伝えれば書いてもらえます。

そして事業主記入欄は会社の担当者に記入してもらいます。

私の場合はその後会社から全国健康保険協会へ提出されました。

私の場合は傷病手当金の支給申請書の原紙が送られてきたで、その後、上記の手順で記入・提出を行いました。

会社によっては申請書を自身で用意しないといけないなど違いはあるかもしれません。

不明な点は会社や健康保険協会へ問い合わせすると良いと思います。

傷病手当金を実際に受け取るときの注意点② 傷病手当金を受け取るまでには少し時間がかかる

傷病手当金を実際に受け取るときの注意点の2つ目は、受け取るまでに少し時間がかかるということです。

先ほどの説明の通り、傷病手当金を受け取るには支給申請書の提出が必要になります。

自分自身が記入する分にはすぐに終わりますが、医師に書いてもらう期間、会社の担当者に書いてもらう期間、全国健康保険協会の承認等で時間がかかります。

例えば1月1日~31日まで休職して、この期間の傷病手当金を2月入ってすぐには受け取れないということです。

私の場合はおおよそ1か月程度かかりましたが、会社によってはもっとかかるかもしれません。

休職して少しの間は自身の貯金でまかなう必要があります。

とはいえ、傷病手当金は休職中にはありがたい収入ですのできちんと申請しておきましょう。

傷病手当金を実際に受け取るときの注意点③ 減額や不支給の対象になる場合もある

傷病手当金を受け取り始めたころ、会社からなんらかの手当がもらえたりすると、その分減額や不支給となるので注意が必要です。

また傷病手当金をもらう期間の最初の3日間は待機期間になり支給されません。

31日間で申請しても実際には28日分しか傷病手当金を受け取れないということになります。

私の場合は突然倒れてしまい、月の中途半端なところで休職となりました。その月の手当等も傷病手当金より減額されました。

傷病手当金を実際に受け取るときの注意点④ 社会保険料や住民税は支払わなくてはならない

傷病手当金の実際の金額を見てみて、結構な金額を受け取れると思ったかもしれません。

しかし傷病手当金から社会保険料や住民税は支払わなくてはなりません。

所得税は給与収入が止まっていますので課税されません。しかし住民税は前年の所得で決まるので、働いていたときと同じ額を支払わなければなりません。

私の場合、他にも確定拠出年金も拠出していたので傷病手当金から支払わなくてはいけませんでした。

私の場合全部でおよそ80000円が傷病手当金から引かれたので実際に生活に使える金額は130,000円くらいでした。

社会保険料などが引かれたとしても、傷病手当金は休職中にはありがたいものです。

働いていないのにお金をもらっていることに最初少し違和感も感じましたが、元々健康保険料として毎月払っていたことを考えるとその金額が戻ってきているだけだと思えるようになりました。

私の場合、10年以上働いていたので1年半満額でもらっても納めていた金額の方が多いはずです。

傷病手当金を実際に受け取って休職し療養する方が良いかもしれない

傷病手当金の実際の金額を見てどう思われましたか?

収入はもちろん下がるので家計的に大変な方もいらっしゃると思いますが、仮に「うつ病」や「適応障害」などの診断を受けても働いているのであれば、いっそのこと休職して心身を休めた方がいいかもしれません。

私ははじめ自身の貯金を切り崩して休職期間を乗り切ろうと思っていました。

傷病手当金の仕組み自体を知らなかったからです。

私の場合は会社より傷病手当金の申請書が届きましたので、その制度を利用しました。

収入がゼロではなくなったので、当初予定していた貯金の減り具合も抑えられて、気持ちが楽になったことを覚えています。

私の場合は「うつ病」でしたが、診断がおりて数日は薬を飲みながら働いていました。

今思えばもっと早くに受診すればよかったと思っています。

私の場合、仕事やプライベートなどで頭が回らなくなり、食欲もなくなってしまったことから受診に至りました。

いつもの自分と違う状態が2週間続いていれば少しおかしいと感じて気軽に心療内科を受診するべきだと思います。

自分で気づかなくても周りの人があなたの変化に気づいているかもしれません。

私は軽度のうつと診断されましたが、それでも大変な思いをしました。

会社で勤めている方は傷病手当金という制度があるということを覚えておいて、働くことによる収入が途切れても全く収入がゼロになるわけではないと覚えておいた方が良いと思います。

今回は恥ずかしながら自分自身が受け取った傷病手当金の実際の金額を公開しました。

休職して傷病手当金をもらえるまでいくらもらえるのだろう?と疑問に感じていて情報を知りたかったので今回の記事を書きました。

休職するかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。

最後に休職前、休職中にとても参考になった本を紹介しておきます。

井上智介さんの「この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ」という本です。

仕事上で不調を感じ始めたところから休職、またはその後までのアドバイスがやさしくまとめられている良書です。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

コメントを残す