休職中の過ごし方を2022年6月現在休職中の私が当事者としてまとめたいと思います。
休職初期の頃の過ごし方を自分自身の経験を元に整理する意味をこめてまとめていきます。
休職中の過ごし方については検索すればたくさん出てくるのですが、結局人それぞれ違うと思います。
休職に至った病気の種類によっても異なるでしょうし、同じ病気でも疾患の重さによっても変わってきます。また元々の自分自身の性格にも関係してくるので参考程度にしてくださいね。

目次
休職中の過ごし方 とにかく寝た

休職中の過ごし方の前に私が休職に至った状況を簡単に説明すると
心身の不調があって心療内科を受診、そのときに「うつ病」と診断される
↓
薬をもらえたので服用しながらいつもどおり仕事に行く
↓
数日後、仕事の日の朝、体が動かなくなる
↓
休職開始
今思うと、「うつ病」と診断されたときになぜ普通に仕事に行っているのか謎ですが、頭の回転が著しく悪くなっているという症状があったので思考停止していたように思います。
「うつ病」と診断された時も「へーうつ病かーマジかー」くらいの感じでした。
休職開始してからは「過ごし方」というか1週間以上寝込んでいました。
体の方が限界を迎えていたのでしょう。
とにかく寝ていました。起きても少しすると横になりたくなって布団に入る。起きたところで会話もろくにできない状態でした。
ちなみに私が診断されたのは「軽度」のうつ病でした。
1週間くらい経ってようやく一日中寝ていることはなくなりましたが、体力はかなり落ちていました。そのあたり何をしていたかはあまり記憶がありません。
一日中寝てはいないものの無気力という感じでした。

休職中の過ごし方 休むと言われても難しい

休職期間に入ってから心療内科に通ったときに医師に言われたことは
「とにかく休む」
「何かしたくなったらしたらいいし、何もしたくなかったらしなくていい」とのことでした。
自分自身は「うつ病」から回復するために何かしようと思っていたのですが、とりあえず休もうと思いました。
でも休むって意外と難しいんですよね。
特に休職前は仕事が忙しい時期で出勤日は丸1日仕事、休みの日は子どもの世話、ずっと動いていたので急に休めと言われても何をしたらいいかわからない。
布団で横になっていてもそわそわする。
むしろ子どもの世話などの強制的に体を動かしている方が楽みたいな感じでした。
そしてすぐに疲れて寝る、またそわそわする。
自分でもおかしいと思いながらそんな日を繰り返す。
そのときに心がけたのが自分は「うつ病」という病気であるから変な行動も仕方ないと思うことでした。
最初は1か月休めば仕事に戻ろうと思っていたので、2か月目に入ったとき焦りもあったと思います。
色々うまくいかないこともありましたが全て「うつ病」のせいだと思うことにしました。
幸いなことに会社側から復帰を強く勧められることはありませんでした。
これはおそらくこれまでたくさんの休職者がいたからだと思います。
ネットや本を見ていると休職中の過ごし方でとにかく休むって書いていることが多いんですが、私自身としては頑張って休まなくてもいいと思うんです。
興味の向くままに動く、疲れたら寝る、何か自分の行動が変だと思ったら「うつ病」のせいにする。
休職中の過ごし方に正解はありません。

休職中の過ごし方 焦りが出ているうちは気を付ける

この記事を書いている現在は症状も収まってきているので落ち着いていますが、休職初期は早く「うつ病」を治して復帰しなくてはと思っていました。
もちろん金銭面の問題もありますが、この「焦り」自体がうつ病の症状のひとつだと医師から教えられました。
うつ病は脳の病気でもありますが、気分障害といって気持ちに関わってくるので、病気のせいなのかの判別が自分では難しいです。
今、私自身は穏やかな気持ちでいますが、実体験としては「うつ病」が回復してから自分がおかしかったことに気づくのです。
私の場合、おそらく働いているときから軽いうつ状態にあったのだと思います。
あまり深く考えずにいつものことだからと思っていたので心療内科を受診することなど頭の隅にもありませんでした。
今思えば、もっと早めに受診しておくべきだったと反省しています。

休職中の過ごし方 睡眠の状態はチェックする

休職期間に入って最悪の状態から脱した後は、抗うつ薬を服用しながら体力を徐々につけていく日々が始まりました。
休職初期に比べ、心身ともに回復の兆しはあったものの疲れやすい状態ではありました。
それも仕方ないかと思っていたのですが、あるときに心療内科を受診したときに
「夜中に何度も目が覚める」ということを会話の中から自覚しました。
働いているときからよくあることだったので気にしていませんでしたが睡眠の状態がよくないかもしれないということで睡眠薬を処方されました。
私の場合、休職期間中でしたので睡眠時間は7-8時間と十分でしたし、寝つきもそれほど悪くはありませんでした。
睡眠薬も合う合わないがあるので一度薬を変えましたが、数日たったときに朝の目覚めの気持ちよさに気づきました。
不眠症や睡眠障害はうつ病にはつきものですが、自分の中でなかなか寝付けなかったり、少しの時間しか眠れないイメージがあったので自分の睡眠がおかしいとはそのとき気づいていませんでした。
長く寝ていても眠りが浅い、途中に何度も目が覚める、このことによって体力がしっかり回復せずに疲れがたまっていっていたのです。
これは休職期間に入って2か月以上経ってからわかったことで目から鱗でした。
ちなみに夜中に何度も目が覚めるというのは数年付き合ってきたので異常という感覚さえなかったのです。
睡眠障害にもいろいろなパターンがあるので自分の睡眠がきちんととれているかはチェックした方がいいでしょう。
睡眠は回復のベースになるので、休職中であってもそうでなくても一度睡眠の状態を確認してみると良いと思います。
私は睡眠薬によって睡眠の質が改善したと実感しています。
まず体力の持ちが抜群に伸びました。

休職中の過ごし方 好きなことをする

休職中の過ごし方の初期をまとめてきましたが、私は休職して4か月ほどたったころにようやく自分が「うつ病」によっておかしくなっていたことを理解し始めます。
元々テレビっ子で色んな番組を見ていたのですが、初期の初期はテレビを見る集中力も失われていました。
こうやって集中してブログを書くなんてこともあの頃では考えられません。
「うつ病」は脳の疲労であると医師に言われました。
その意味が回復してきてからわかったのです。
心身が健康な時はテレビも好きでしたが、心霊系のホラー作品も好きでよく見ていました。
休職してしばらくは時間があっていくらでも見れるのに見ようという気持ちが出ませんでした。
徐々に回復しつつある今は興味関心が元の状態に戻ってきてテレビもホラー作品も楽しんでみています。
「うつ病」で休職すると復帰のために回復を焦ると思うのですが、私は物事が楽しめるようになって今までできなかった分好きなことをしようと思っています。
もちろん社会復帰のための体力づくりやこの後に訓練等も必要かもしれません。
うつ病の症状が少し改善してきたのなら、仕事復帰を目指すのもいいですが、少し好きなことをする時間を取ってあげてもいいと思っています。
もちろんこれは私個人の感想なので強制はしません。
ただ私は人生ってこんなに楽しかったんだと感動したのを覚えています。
好きなことしましょう。
好きなことがないという方は子どものときに好きだったことを思い出してみましょう。
新たな楽しみを発見するかもしれません。
休職中の過ごし方 初期編 さいごに

休職中の過ごし方について現在休職中である私が経験を元にまとめてみました。
まだ私は休職中なので今後のことはまだ未定です。
この記事を書こうと思ったのは自分自身が休職して少し動けるようになったときに休職中どう過ごせばいいのだろうとネットで検索しまくったからです。
医師や専門家からのアドバイスも良いのですが当事者でしかわからないことも多々あると思うので、過去の自分にあてたつもりで書きました。
この記事がどなたかの役に立てば幸いです。

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