うつ病になって人生終わりどころか新しい人生を送れるかもと思った話

うつ病で人生終わり。

うつ病についてインターネットで検索していたときに表示されたワードでした。

私は現在うつ病と診断され休職中の身です。

確かにうつ病はマイナスのイメージが強いのでうつ病になったら人生終わりと思う方も多いかも知れません。

ただうつ病になって休職した当事者からすると、うつ病になって人生終わりどころか新しい人生を送れるかもしれないと最近思えるようになってきました。

おそらくですが、私は現在うつ病の回復期に入っていると思われます。

うつ病で休職した始めの頃だと新しい人生を送れるかもしれないとは思えなかったはずです。

うつ病は苦しい病ですが、うつ病になったことによって気づかされたこともあります。

私がうつ病を経験して前向きな考えに変わった理由をまとめていきたいと思います。

うつ病で人生終わりじゃない理由① 生きてればなんとかなると思えた

うつ病で人生終わりじゃないと思えた理由の1つ目が生きてればなんとかなると思えたからです。

うつ病の症状によっては希死念慮といってこの苦しみから逃れるために死にたいと思うことがあります。

本当に自ら命を絶ってしまう人もいます。

うつ病は重くなるとそういった行動をとると考えれば、生きてるだけでプラスだと思うのです。

ただうつ病の真っ只中にいる人に死にたいなんて思うなとはいいません。

私も何十回も下手すれば何百回も死にたいと思ったことがありましたし、2階のベランダを開けて…なんてこともありました。

だからむやみやたらに死にたい気持ちを否定はしません。

でも希死念慮という死にたい気持ちはうつ病などの病気のせいです。

自分が本心で思っているわけではありません。

それに人はどうせ死にます。

急いで死ななくてもいつかは死にます。

私自身は生きてればなんとかなると思えてきています。

物が溢れているこの国で飢え死にすることはそうありません。

あなたが働けなくなるまで病気に侵されたとしたら国に頼ればいいです。

生きてればなんとかなる気がしています。

うつ病で人生終わりじゃない理由② 無理してたことに気づいた

うつ病で人生が終わりじゃない理由の2つ目は色々無理してたことに気づいたことです。

仕事やプライベートで無理してたことに気づいたのは倒れたあとでした。

本人さえ気づいてなかったことがたくさんありました。

私の場合だと人が多いと疲れてしまう性格だったにも関わらず、人がたくさん出入りする小売店で接客販売業をしていました。

私自身、小売業は好きでした。

好きだから入社したのですが、人が多いことに疲れることは気づいていませんでした。

日本によくある昭和的な考えの会社でしたが、幸い人に恵まれてこれまでなんとか働けていたということに気付かされました。

まだ休職中ですが、今度は違うタイプの職を選んでみてもいいかなと思っています。

働いている渦中のときには見えていなかったものを少し離れたところ(今回でいえば休職)から見ると冷静な目線で見ることができます。

うつ病になって休職していなければ、そのまま忙しさに紛れて冷静に考える間もなく続けていたかも知れません。

でもあのまま続けていればと考えるとゾッとします。

うつ病になる原因は様々だと思いますが、無理をしてしまう人はやはりなりやすいと思います。

また私みたいに無理してることにすら気づいていないケースもある訳です。

うつ病になってからあらたに発見できることもあるのです。

うつ病で人生終わりじゃない理由③ 先のことはわからない

うつ病で人生終わりじゃない理由の3つ目は先のことはわからないということです。

うつ病が少し回復してきたころ、世の中にはこんなに面白いものがあるのかと嬉しくなりました。

逆にいうと休職前は楽しみもなく仕事と育児だけしていていかに忙殺されていたかを思い知りました。

生きているけど生きていないような感じです。

でもその状態もあとから振り返ってわかることで思えば好きだった音楽とか動画とかあまり楽しめなくなっていたのです。

物事を楽しめるということが純粋に嬉しかったのです。

今を楽しむことの大切さがわかりました。

またうつ病などの疾患を抱えると金銭面での不安もあります。

休職しているならとりあえずは傷病手当金を頼りましょう。

その後のことも不安はたくさんあるでしょう。

でも先のことはわかりません。

私も数年前、うつになって休職するなんて考えもしませんでした。

私は元々、先のことをよく考えていました。おそらく今が楽しくなかったからです。

将来の不安っていう言葉を聞きすぎてしまっているのでないかと思うようになりました。

これはポジティブすぎると思われるかも知れませんが、将来良くなる可能性もあるわけです。

だって先のことはわかりませんから。

将来良くなるか悪くなるかなんてわからないのです。

だったら今を優先したいです。

ひどくなれば死を選ぶうつ病になったからこそそう思えるのです。

うつ病になって人生終わりどころか新しい人生を歩めるかも知れない

今回はうつ病になっても人生が終わりじゃないと思う理由を私の経験を元にまとめてみました。

そんなふうに思えない人もたくさんいるでしょうし、私は否定しません。

今回書いたのはあくまで私の考えだからです。

私自身、今、岐路に立たされているわけですが、新しい人生を歩めるかも知れないと少し希望を見出せています。

また今後の展開があれば報告させていただきたいと思います。

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

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